「予備校の費用とかしらべたけど、結構高いから、独学で安く抑えられないかな。でもUSCPAって独学で取得できるのかな?」
本記事はこの様な悩みを解決します。
USCPAの予備校は安くないですから、独学で取得できればかなり節約できますよね。
独学で取得できるかどうかについて僕が考えているのは、努力次第では可能、ということです。
少数ですが、独学で合格した人も何人か知っています。ですから、USCPAに独学で合格することは可能です。
ただし、一点注意する必要があるのは、USCPAを受験するためには単位要件を満たす必要があることです。
アメリカの州が定めた大学の単位を取得していないと、そもそもUSCPAを受験できないということです。
もし単位が不足しているなら、予備校で追加の単位を取得する必要があります。
つまり、単位が不足している人は独学で合格することは不可能という事です。こういった方は予備校を検討すべきです。
それ以外の人は、まずは独学に挑戦するという選択肢も「アリ」だと思いますね。
本記事では単位取得やその他の予備校と独学の違いをまとめましたので、独学できそうかどうかの検討材料としてお使いください。
単位取得補助(USCPAは独学で取れるか?)
USCPAには単位要件がありますが、これを満たしていない読者さんは、予備校を選択する必要があります。
単位条件は予備校でしか補えないからです。(誰も大学に入りなおしたりはしないですよね 笑)
USCPAの受験条件に、4年制大学で取得すべき単位数の充足があります。 現時点で充足しているかどうかは、読者さんが大学でどんな単位を取得したかで変わります。
単位条件を満たしているかどうかの確認方法は【USCPA】出願州決め方と単位数カウント方法。合格者の僕が解説でマニュアル化しているので、使ってください。
因みに私は2単位程度でした。受験条件は週によって異なりますが、受験条件がゆるいアラスカ州でも会計15単位が必要ですので、全然足りてなかったです。
この足りない分を補うための唯一と言って良い手段が、予備校の単位取得プログラムです。予備校の提携校にて単位取得が可能です。
「でも、今から大学の単位を取得していくなんて面倒すぎるよ。。」と思った方もご安心を。私が通ったアビタスでの経験値ですが、すぐに合格できます。
テキストを見ながらネット上で何度でも試験を受けられるので、あまり大きな声では言えませんが、ぶっちゃけ勉強せずに合格できます。
たまに真面目に勉強される方がいますが、時間がもったいないのでやめた方が良いです。その情熱は試験勉強に使いましょう。 と言うわけで、単位条件が圧倒的に重要な独学or予備校の判断基準です。
勉強効率の最大化(USCPAは独学で取れるか?)
勉強効率を最大化したい方は予備校の方が良いです。単位取得補助ほど絶対的な判断基準ではないですが、その次に重要な要素です。
定量化は難しいですが、結構なインパクトがあると思います。忙しい方は予備校一択かと思います。
アプリ活用(USCPAは独学で取れるか?)
アプリで問題が解けるかどうかは、忙しい人にとっては死活問題です。 僕はスキマ時間が5分以上できたらアプリを開くとルール化していました。
これを徹底すると夜一息つける時間を捻出できたりするので最高です。 人との待ち合わせで相手が遅れてきたりすると、数十分の空き時間ができたりもするので、手放せません。
何より満員の通勤電車内でも問題が解けることが最大のメリットです。 ただし、有料アプリは単体でも複数あるらしいですので、予備校でなくとも得られるメリットです。
質問受付(USCPAは独学で取れるか?)
一歩踏み込んだ理解をするために、質問受付サービスは不可欠です。
ほとんどのことはテキストと問題集の解答に記載されています。しかし、ある程度理解が進むと、次の様な疑問に良くぶつかります。
「あれ、問題Aと同じ解法で問題Bを解いたのに、問題Bは間違えてしまったぞ。どこを読んでも違いが判らない。。。」 この様な疑問は大切です。
なぜなら問題の理解が進んでいて、知識を横断的に使い始めている証拠だからです。
こういった疑問を理解することで、科目の理解が格段に進みますし、初見の問題への対応力が身に付きます。
こう言った疑問を、質問受付に投げると、ほぼ必ず精度の高い解説を得ることができます。
恐らく専門家に外注しているのだと思います。これは素晴らしいサービスだと思います。
日本語テキスト(USCPAは独学で取れるか?)
予備校テキストをメルカリなどで落とせば話は別ですが、日本語で専門的な内容を正確に理解できることは大きなメリットです。
言うまでもなく専門的な内容をどんどん学んでいく作業なので、英語力が相当あっても日本語テキストは大変助かります。 (僕はかなり英語力に自信がありますが、それでも日本語テキストは助かりました。)
翻訳には相当な労力と配慮があると思います。
システム(USCPAは独学で取れるか?)
アビタスのシステムしか分かりませんが、大変うまく作りこまれています。
正答率の低い問題を個別に洗い出すことができるので、大変効率的に勉強を進めることができます。
具体的な方法は【USCPA勉強法_問題演習編】1年3カ月で合格した僕がしたことにまとめています。
また、タイマーがついているなど、本番さながらのインターフェースで学べるので、本番対策としても有効です。
僕はネットがつながる限り、問題はPC上のテキストで解いていました(スキマ時間はアプリ)
勉強環境の最適化(USCPAは独学で取れるか?)
勉強環境も予備校が提供してくれるのでメリットです。ただし、個人的には勉強環境は予備校でなくともなんとかなるかなと思っています。
自習室(USCPAは独学で取れるか?)
予備校には自習室があり、勉強がはかどります。僕も東京出張や東京に遊びに行くときは使っていました。
なにしろUSCPAを学んでいる人しかいないので、環境としては最高です。 ただ、個人的にはカフェや図書館の方が好きなので、そこまでメリット感じなかったです。
なんか周囲がみんなガリガリ勉強してると、休憩したいときに気が抜けなくて疲れませんか?笑 ここは個人差あるかもしれないですね。
勉強仲間づくり(USCPAは独学で取れるか?)
勉強仲間は難関資格に合格するために大変重要なので、必ず作りましょう。予備校は受験者懇親会を開いてくれるので、ここで勉強仲間を作ることができます。
ただ、僕は少し人見知りが入っているので、急に見ず知らずの人と話すのには労力が要するのであまり高く評価していないです。
機会があったら記事にしますが、USCPAの勉強にはツイッターなどのSNSがおすすめです。 情報収集にも仲間づくりにもめちゃくちゃ有用です。
改定情報の提供(USCPAは独学で取れるか?)
会計基準や税務基準は頻繁に変更されますが、予備校であれば逐次アップデートの連絡をくれたり、大きな改定の際にはバージョンアップしたテキストを送ってくれるので助かります。
自分の間違いを認めたくなくて、アビタス会員ページの改定表を何度も見に行ったのは良い思い出です。
ただ、僕はそこまで意識しなくても良いかと思っています。なぜなら改定により問題を間違えたり覚えなおしをした記憶があまりなく、おそらく点数への影響は小さいと思うからです。
とはいえ試験本番ではしのぎをけずって1点1点を競うこととなるので、無視できないのは事実です。
手続きの簡略化(USCPAは独学で取れるか?)
USCPAを受験するにあたって、スムーズに手続きを完了させることはとても重要です。なぜならUSCPAは合格までに様々な手続きがあるからです。
ざっとメジャーどころで次の様なものがあります。
- 単位取得 ・出願手続き(出願州の選択)
- 受験票(NTS)の発行
- 日本受験追加手数料の支払い
- 試験会場の予約
- 合格後は倫理試験などの受験手続
合格後はライセンス取得手続き 「なんだこれだけか」と思うかもしれませんが、あなどってはいけません。
アメリカ仕様だからか、手続きのシステムはとても分かりづらいです。 しかも、とても時間がかかります(日本人の常識で考えてはいけません。)
手続き後にまったく連絡がこなかったりすることもあるので、「あれ?手続き間違えてたかな?」と不安になったりすることもしばしばです。
手続きを間違えていると受験日がずれてしまったり、勉強計画が大幅変更になるので気が気じゃありません。
この様な不安を払しょくしてくれるので、予備校のサポート対応は大きな味方です。
各種マニュアル完備(USCPAは独学で取れるか?)
上記に書いた様な手続きにはすべて、画像付きでマニュアルがあります。そのため迷うことはほとんどありません。
仮に迷っても、電話やメールで丁寧に教えてもらえます。受験者の精神的負担を最小限にしてくれる素晴らしいサービスだと思います。
ライセンス取得補助(USCPAは独学で取れるか?)
有料ですが、アビタスならばライセンス取得サポートがあります。英文レジュメや英文の宣誓書などをテンプレ付きで案内してくれるので、素晴らしいです。
ただこれは予備校生でなくても少し高めのお金を払えば受けられるサービスですので大きな要素ではありませんね。
補助金申請補助(USCPAは独学で取れるか?)
USCPAは補助金の対象となる資格ですが、そのために必要なテンプレートを完璧に用意してくれています。100%資格試験に臨みたい受験生には大助かりなサービスです。
休学(USCPAは独学で取れるか?)
隠れがちですが、予備校は休学できる点が大きなメリットだと思います。
独学テキストですとオンラインサービスに有効期限があるなどしますが、例えばアビタスなら入学してから5年間はサービスが有効です。
そのため、海外駐在、転勤、プライベート環境の変化などなどでしばらく勉強できなくなっても再開することが可能です。
僕は幸いにそう言った環境変化に巻き込まれませんでしたが、勉強していると何人かは環境変化で強制中断しました。
そう言った方には再チャレンジの機会があるのは良いと思います。 また、実際に再チャレンジして合格した方もいましたので、保険として素晴らしい機能だと思います。
まとめ(USCPAは独学で取れるか?)
いかがでしたでしょうか。単位が足りている方は、まず独学で挑戦してみて、無理そうだったら予備校の門をたたくのも良いと思います。
ただそうなると独学していた時間がもったいないので、「絶対に受かりたい」と言う方は最初から予備校でチャレンジする方が良いと思います。
僕は20代のうちに絶対に受かりたかったので、高い予備校代を支払い、その結果、自分でできる最短距離で合格できたと思います。
最短で合格したいなと思う方はまず資料請求or無料セミナーで詳細を確認することが第一歩です。 行動用のリンクを下記に貼っておきますね。
アビタス

【公式サイト】https://www.abitus.co.jp/
合格者数No.1の実績を持つUSCPA受験の最大手です。 教材はコンパクトにまとめられており、合格までの最短距離を目指して設計されています。 実際のテキストや問題集はセミナー参加することで実物を手に取って確認することができます。
ただ、USCPA受験やライセンス取得に単位取得が不要な方にとっては、割高な料金設定になりますので、プロアクティブやTACも検討すべきです。
プロアクティブ

【公式サイト】https://www.uogjp.com/
単位取得が不要な方にとっては、最安値となる点が大変魅力的です。 佐々木講師の独特な講義にマッチする方も検討の価値があると思います。 英語教材しかなかったり、内容に関する質問受付がないかもしれない等の学習支援面は事前に良く確認しましょう。
TAC

【公式サイト】http://www.cpa-tac.com/us////////
言わずと知れた大手予備校です。 講師陣が幅広く、直前対策テキストには定評があります。 アビタスやプロアクティブと比べて、絶対的な強みが無いようにも感じられますが、学習支援と費用のバランスが取れているので、単位取得が不要な方にとっては検討候補として有効です。