本日、健康診断の結果が返ってきたのですが、「眼底」の判定がCになっており、見慣れない言葉が書かれていました。
「視神経乳頭陥凹拡大」。。。
これはなんだ?とGoogle検索したら、不穏な言葉がたくさん出てきたので、慌てて眼科に行ってきました。
同じような経験で慌てる人がいるのではないかと思いましたので、自分の経験談をまとめておこうと思います。
視神経乳頭陥凹拡大とは何か
まず視神経乳頭陥凹拡大(ししんけいにゅうとうかんおうかくだい)とはなんなのか。
どうも眼底(その名の通り目の奥の部分)に視神経乳頭陥凹(これも読んで字のごとく、視神経のあつまるくぼみ)という場所があるようです。
誰しもこの視神経乳頭陥凹にはくぼみがあるらしいのですが、視神経が減れば減るほど、このくぼみがおおきくなるそうです。
つまり、検査でくぼみが正常な大きさよりも大きいと、視神経が減っている可能性があるので、「視神経乳頭陥凹拡大」として健康診断でC判定がでる(アラートを出しているんですね)そうです。
視神経乳頭陥凹拡大と診断されて心配すべきことは
視神経乳頭陥凹拡大の意味(そしてなんとなく嫌な予感がする症状であること)が分かったところで、これが何を意味するかですが、緑内障です。
緑内障も知っている様で知らない病気ですが、どうも視野が狭くなったり、視界の一部が見えなくなる病気のようです。
緑内障には進行性(徐々に悪くなるパターン)と、突発性(急に悪くなるパターン)があるようですが、症状を感じないのに視神経乳頭陥凹拡大と診断された僕みたいな人は進行性を疑う必要があるよう。
じゃあ視神経乳頭陥凹拡大と診断された人のうちどの程度が実際に緑内障なのか、ということですが、あまり科学的な数字はないようですね。一説では40%-60%との記載もありましたが、なんとも言えないところです。
心配するよりも、早めに眼科に行くのが良さそうです。
視神経乳頭陥凹拡大と診断されてすべきこと
ネットで調べて、近くの眼科にいくつか電話してみたところ、夕方でも初診をしてくれる眼科が見つかったので行ってきました。
視力や眼圧を測ってくれて、最後に先生に目の中を光で見てもらいました。そうしましたら、「正常値をわずかに大きいが、恐らく問題ないのではないか」と言われました。
ただ正確には視野検査をしてみなければわからないという事でしたので、視野検査を予約して帰ってきました。
電話では視野検査をしないと何とも言えないと言われましたが、先生に診てもらえるとざっくりとした状況がわかるので、気になってすぐ、眼科に行って良かったと思いました。
緑内障は眼圧が異常に高いとなるそうですが、眼圧は今のところ正常だったようです。
また、視神経乳頭陥凹は視神経の中央部分のくぼみらしいですが、視神経の側面の直径に対して、くぼみが1/3より大きいと正常値から外れるそう。
健康診断で機械的に「大きい」と言われるよりも、先生に診てもらって「わずかに大きい」と言われるのとでは、全然気持ちが違いますね。
正式な診断は視野検査をしないとわからないし、視野検査をしても「視神経の減少が少しづつ始まっている」のか「最初から自分はくぼみが大きい」のかはわからないので、これを機に目を労わろうと思いました。
とにかく、眼科に行くのはいくとして、眼科では以下3点は必ず聞いた方が良さそう
- 眼圧は正常値か:これは一般的な検査で分かるみたい
- くぼみの大きさはどの程度か:水準値から大きく外れてるか?(ちゃんと先生に診てもらいましょう。)
- 結論、先生の見立ては?:(あれば)自覚症状や家族に緑内障の人いたかを伝えたうえで
緑内障を予防する方法
では緑内障はどうやって予防するのか、ですが、予防するのは難しいようです(残念ながら。。)
緑内障はどうも遺伝性が高いらしく、日々の心がけでどうにかなる余地は少ないよう。
こちらを確認したところ、次の5点が緑内障対策の様です。
- 定期的にクリニックに通う:進行しているかを早期に見定め、対策を打つ
- 適度な運動:眼圧を下げる(眼圧が正常でもおきる緑内障の場合は効果なしか。。)
- 処方された点滴を用いる:上記の対策の一環ですね
- 家族の発症歴を知る:遺伝性なので、緑内障の親族がいる人は要注意(注意するだけ。。)
- 目を守る:目の怪我が緑内障を引き起こすそうな。
うーん、どれもちょっと微妙。発症したら、「貧乏くじを引いた」とあきらめるしかなさそうです。大事なのは、早期に発見することですね。
ポジティブにとらえると、仕事で目を酷使するとか、ストレスとか、そういったことで発症リスクが高まるわけでは無さそう。つまり仕事とか趣味(ゲームとか)を控える必要はないということ。
最後に:これを機に、眼を最大限労わろうと思います
緑内障以外にも失明する原因は沢山あるので、目に良い生活を心がけるに越したことはないですね。
今回の診断で「もしかして失明するかも」と思ったときに、まっさきに後悔が浮かびました。もっと目を労わっていればと。。
子を育てる父として失明するわけにはいかないし、将来孫の顔が見られなくなるのも絶対に嫌です(ちょっと先を考えすぎですかね。笑)
緑内障でなくても、目の機能が衰えれば普通に目が見えなくなるわけで、今回の様な後悔の念を持たないように、今後は目のケアを怠らないようにしようと思います。
と言うわけで、目を健康に保つにはどうすれば良いか、というのが今後の課題でございます。