USCPA

【USCPA】BECの勉強法。1か月半の勉強で一発合格した合格法

「BECを受験するけど、どんな科目なのかしりたい。他の科目と何が違うんだろう。あと、攻略法があればついでに知りたい」

本記事はこんな悩みを解決します。

本記事の内容

  • BECという科目の特徴
  • 特徴から考える戦略
  • MCの攻略法
  • Written Communicationの攻略法

本記事の信頼

Minoru

  • 会計知識ゼロからUSCPAに1年3カ月で合格
  • BECは1か月半の勉強で一発合格
  • 現在は営業職から転職してBig4アドバイザリー勤務

BEC(USCPA)の特徴

BECの特徴は次の2つです。

  • 論点がブツ切り
  • 日本人が一番苦手な科目

1つづつ説明します。

【BEC(USCPA)の特徴】論点がブツ切り

下記はBECの学習範囲と配点です。

イメージしやすいように上から順に日本語にすると次のとおりです。

  • 企業統治(コーポレート・ガバナンス):16 - 20%
  • 経済に関する諸概念と分析:16 - 20%
  • 財務的経営(ファイナンス・マネジメント):19 - 23%
  • 情報技術概論:15 - 19%
  • 経営戦略の立案:10 - 14%
  • 業務管理(オペレーション・マネジメント):12 - 16%

こんな感じです。なんとなくブツ切りの意味がわかるでしょうか。例えば「情報技術概論(Information System)」はITシステムの成り立ちを学ぶので、完全に異色です。

また、「財務的経営(Financial Management)」はガッツリ財務会計の領域なのに、「企業統治、経営戦略、業務管理」は完全に組織論です。その上、「経済に関する諸概念と分析」はマクロ/ミクロ経済額の領域です。

他の科目に比べて、科目内がさらにカテゴリーに分かれているんですね。ですから、勉強する領域にメリハリをつけましょう。具体的な攻略法は後ほど解説します。

【BEC(USCPA)の特徴】日本人が一番苦手な科目

ぶっちゃけ、簡単な科目ではありません。でも戦略的に取り組めば一発合格も可能です。自分自身が勉強してそう思いました。

下の表はBECの2016年の合格率です。

  日本人 全体
AUD 29% 46%
BEC 37% 55%
FAR 43% 46%
REG 41% 48%
出所:AICPA

見てのとおり、日本人の合格率はAUDに次いで低いですね。一方でもう一つ注目すべきは、全体では最も合格率が高いという事実です。

これは僕の推測ですが、日本人は推論(ロジカルシンキング)が苦手であることが一因と思います。フェルミ推定で良く用いられる技法で、「前提をおく」と言うのがありますが、「仮にこうだとしたら、答えはこうなる」と言う考え方です。

BECはこれが大事だと思います。これは問題演習の意識で割とすぐ身につくので、後ほど具体例を用いて説明します。

【BEC(USCPA)】BECにだけWC(Written Communication)というセクションがある

日本人の合格率を下げているもう1つの理由が、WCかと。WCは要は長文(ライティング)の問題です。下の表はWCの正答率です。

  日本人 全体
全期間 13% 51%
2016 16% 58%
2015 12% 54%
2014 8% 40%
2014以前 11% 30%
AICPA

見てのとおり日本人の正答率がめちゃくちゃ低いですね。言語が違うのでしょうがないとはいえ、さすがに開きがありすぎますかね。。

WCの配点割合としては全体の15%程度ですから、ここができなくても致命傷にはなりませんが、しっかり対策するのとしないのとでは大差ができるのは間違いないです。

後ほど攻略法を解説します。

BEC(USCPA)の攻略方法

では具体的な攻略方法の説明に移ります。次の3点です。

  • 推論を身に着ける
  • 学習分野ごとにメリハリをつける
  • WC対策をきっちりする

1つづつ説明します。

【BEC(USCPA)の攻略方法】推論を身に着ける

正答率を高くしつつ、かつ圧倒的に効率的に勉強するためにこの力がめちゃくちゃ大切です。

BECの攻略で一番大事なのは、下記です。

「知識ゼロで正解できる問題は、勉強しないこと」

つまり推論して正解できる問題は、二度と解かなくて良いです。「勉強しないで試験にのぞむなんて怖すぎてできない」のであれば、こういった問題を解くのは後回しにする意識でも良いでしょう。

とにかく強調したいのは、BECは他の科目と違い、「知識ゼロで正解できる問題」がたくさんあることです。

下記のBECの練習問題が良い例です。

 

問いの意味は、「strategy and objective-setting」を表す選択肢を選びなさい、ということです。

選択肢を1つづつ見ていきますと下記の通り。

  • a: analyzing business contextについてinternal/externalそれぞれから検討すべき、とのこと。analyzing business contextってstrategy(戦略)のことで、これを内外から(internal/external)から検討するってobjective(客観的)な感じで良さそう。
  • b: strategyの後にrisk appetiteを検討せよとのこと。普通はriskを考えてから具体的な戦略を練るのでは?そもそも順序の説明であって概念の説明ではないな。
  • c: riskは定量的であるべしとのこと。must beって断定的で怪しい。そもそもriskの話しかしてない。strategyの話どこいった?
  • d: riskのキャパを超えるriskの食欲(appetite)はあり得ないとのこと。neverが断定的で怪しいし、これもstrategyの話してないな。

上記のように考えられるので、「a」と「b」で少し悩みますが、一番もっともらしい「a」が答えでは無いかとあたりをつけられます。

因みに解説は下記のとおりでして、どんぴしゃまではいかなくても、着眼点は一致しています。

 

この様に、「知識ゼロで正解できる問題」があります。具体的には、下記分野に多いです。

  • 企業統治(コーポレート・ガバナンス):16 - 20%
  • 経営戦略の立案:10 - 14%
  • 業務管理(オペレーション・マネジメント):12 - 16%

もちろん、上記分野の問題すべてが知識ゼロで解けるわけではないですが、解ける問題がちょくちょくあります。

この点が他の科目と違うので、これで圧倒的に効率化することで問題の正答率を引き上げましょう。でないとWCでのマイナスを挽回できません。

【BEC(USCPA)の攻略方法】学習分野ごとにメリハリをつける

次の3つに分けられると思っています。

  • 推論重視の分野
  • 暗記重視の分野
  • ある程度捨てる分野

推論重視なのはすでに書いた下記3分野です。

  • 企業統治(コーポレート・ガバナンス):16 - 20%
  • 経営戦略の立案:10 - 14%
  • 業務管理(オペレーション・マネジメント):12 - 16%

続いて暗記重視なのは下記2分野です。

  • 経済に関する諸概念と分析:16 - 20%
  • 財務的経営(ファイナンス・マネジメント):19 - 23%

最後にある程度捨てる分野は下記です。

  • 情報技術概論:15 - 19%

推論と暗記は明確に分けなくても良く、どの問題も「推論で解けないか」と試みて欲しいんですが、情報技術概論(Information Systems)はこだわりすぎなくてOKです。

というのも、ここは既視感のある問題があまり出ない分野なので、対策しづらいと思っているからです。

捨てると言っても問題演習を2周ぐらいはして欲しいんですが、踏み込みすぎるとタイムロスになって効率が悪いので、ほどほどに勉強すればOKです。

【BEC(USCPA)の攻略方法】WC対策をきっちりする

これは色々あるので、1章取って説明しますね。

【BEC(USCPA)のWC】攻略方法

次のとおりです。

  1. 構造を決める
  2. 自分なりの言い回しを用意する
  3. 用語を押さえる
  4. 実際に書いてみる
  5. 正しいことを書かなくても良い
  6. WCのための復習はしない(時間はかけすぎない)

ひとつづつ説明します。

【BEC(USCPA)のWC】構文を決める

本番ですぐにライティングに集中できるように、いくつかの長文構造を考えておきましょう。いくつか例を挙げます。

例①:メリットとデメリットでまとめる場合

  • There are both advantage and disadvantage to "XXX".
  • The advantage is...
  • On the other hand, disadvantage is ...
  • In conclusition, "XXX" is beneficial as long as ...

例②:類似性と相違点でまとめる場合

  • There are both similarity and difference between "XXX" and "XXX"
  • Similarity between them is that ...
  • On the other hand, difference between them is that ...
  • In conclusion, "XXX" would be more profitable when ... However, "XXX" would be more profitable when ...

この様な構文はいくつでもあるので、練習問題の構文を分析して、自分に合った構文を2、3用意しておきましょう。

メール形式だったりレポート形式だったりと状況別に構文をカスタマイズできるように頭の中で整理しておくことも大事です。

【BEC(USCPA)のWC】自分の得意な文例を用意する

やはり本番でライティングに集中できるよう、得意な言い回しをいくつか用意しておきましょう。

  • The definition of "XXX" is that ...
  • It is true that "XXX" is ... However, it is also true that "XXX" is ...
  • While "XXX" is ..., it is also ...
  • Not only "XXX" is ..., "XXX" is also ...

自分が使えそうだと思う文例を問題集からピックアップしておいて、意識的に使うようにしましょう。そうすることで文章の型が頭にできあがって、ライティングペースが上がります。

【BEC(USCPA)のWC】用語を押さえる

問いが求める用語はあらかじめ設定されているので、これをきちんと押さえることが高得点への道です。問題演習を繰り返すうちに、頭の中にインプットは終わっています。これをきちんとアウトプットできるように整理しておきましょう。

問題演習で記憶定着させるので、このポイントはWCの勉強を始まる前に決着がついています。問題演習の時から、用語を英語で直接覚えるように意識しましょう。

用語が問題文や選択肢に英語で書かれているので、日本語で用語を覚えておいて、問題演習しながら思い出している人は結構います。

WCでは当然、用語が隠されてますので、これが癖づいているとWCでめちゃくちゃ不利になります。要注意です。

【BEC(USCPA)のWC】実際に書いてみる

構文・文例・用語が定まったら、実際に書いてみましょう。ただし、すべての論点でライティングする必要はありません。目的はライティングに慣れることなので、構文・文例・用語がスラスラ出てくるようになればOKです。

とはいえ、スラスラ出てくるまでにはなかなかならないと思うので、ある程度割り切りも大事ですね。WCに時間をかけすぎるとMCやTBSの練習量が減ってしまうので、バランスが大事です。

【BEC(USCPA)のWC】正しいことを書かなくても良い

最後に重要なことを書きますが、WCは機械判定です。すなわち、単語や文章量を採点項目にしています。

だからといってでたらめな単語の並び立てでは点数がとれないですが、内容の正しさにこだわる必要はありません。

内容の正確性に自信が無くても、自信満々に構成・文例・用語をフル活用しつつ、なるべく長い英文を書きましょう。

もしかしたら、日本人の生真面目な性格が、WCの低得点につながっているのかも知れませんね(笑)

【BEC(USCPA)のWC】WCのための復習はしない(時間はかけすぎない)

WCをしっかり勉強することは大事ですが、守りの戦略(英語圏の受験生との差を極力埋める)であることがポイントです。

どんなに頑張っても英語圏の受験生に勝つことは難しいので、要点をおさめることで最低限の点数をとることに徹しましょう。

一番大事なのは、効率的に学ぶことでMCやTBSにおいて英語圏の受験生に勝つことです。

BEC(USCPA)対策(まとめ)

いかがでしたでしょうか。本記事の内容をまとめると、下のとおりです。

  • BECは論点がブツ切りな科目
  • 推論やライティングで不利な日本人が苦手な科目
  • MCとTBSは推論をフル活用して、効率的に問題演習する
  • Written Communicationは要点をおさえて、失点を最小化する

難しい科目ではありますが、きっちり対策すれば一発合格も十分可能な科目なので、本記事を参考に努力していただければと思います。

 

 

 

 

 

 

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