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【USCPA】AUD勉強法。一発合格した僕の体験談。真似できます

「USCPAのAUDはどんな科目なんだろう?勉強する前に特徴をしりたいし、実際に合格した人の体験談も知りたい。」

本記事はこんな希望に応えます。

AUD(監査論)は合格率が一番低い科目です。下記をご覧ください。

合格率(2016年)

日本人 全体
AUD 29% 46%
BEC 37% 55%
FAR 43% 46%
REG 41% 48%

参照:NASBA

ただ、日本人だけでなく、全体でも合格率が一番低い科目なっています。

こうなっている理由は、AUD(監査論)が「とっつきにくい」科目だからだと思います。

他の科目は知識を学ぶ学問ですが、AUD(監査論)では主に監査の手続きを学びます。したがって、「こんな時、あなたはどうする?」というような意思決定を問われることが多いです。

そのため、学問の様にYes or Noで答えられる問題が少なく、こちらのほうが望ましい(Likely or Not Likely)と答える問題が多いです。

このあいまいさが、AUD(監査論)の難しさだと思います。

では、どうすれば良いのか?僕はAUDが単に難しい試験というよりは、きちんとコツを押さえるべき科目だと思っています。

つまりコツをおさえればしっかり合格ができる科目だと思います。本記事では実際に合格した僕の実体験を踏まえて、そのコツについて語ります。

本記事の信頼性

Minoru

  • 会計知識ゼロから1年3カ月でUSCPAに合格
  • 転職後はBig4アドバイザリーに勤務

本記事の内容

  • AUD(監査論)の特徴
  • AUDに合格するためのコツ
  • AUDに合格するためのおすすめ勉強法

【USCPA】AUDの特徴

AUDの特徴は次の3点です。

  • AUDは監査報告書という長文英語を理解する科目
  • AUDは他のUSCPA科目(BEC・FAR)と関連が深い
  • AUDは正誤の境目があいまい(USCPA科目の中で異色)

ひとつづつ説明していきます。

AUD(USCPA)は監査報告書という長文英語を理解する科目

監査業務の最終ゴールは、監査報告書をクライアントに提出することです。この監査報告書とは、キッチリとフォーマットが決まっており、用いる用語まで明確に決まっています。

裁判所の判決文って、「主文」から始まり、大体は「被告人を●●に処する」のように結論から書きだされますよね。

それに似たような感じですね。定量的に測ったリスクを、言葉に落とし込んでいくんですね。

ですから、AUD学習者は監査報告書の様々な類型を学び、その中で使われる主要な英単語の意味を理解する必要があります。

全て英語ですから、覚えていくのは大変そうですよね。後ほど、有効な対策を紹介しますね。

AUDは他のUSCPA科目(BEC・FAR)と関連が深い

FARやBECと似たような論点がAUDでも出てきます。

例えば、FARで修正仕訳を学びますが、ほぼ同じ論点がAUDでも出題されます。例えば下記のイメージです。

要は、「仕訳を間違えてしまったので、正しく修正せよ」ということですね。

何が言いたいかと言うと、AUDの前に必ずFARを勉強すべき、という事です。こうすることで、AUDで確実な得点源を増やすことができます。

FARにしっかり受かってから、AUDに挑戦するイメージですね。

FARほど直接的ではないものの、BECの論点もAUDに出てきます。FAR⇒BEC⇒AUDの順番で受けるのが、AUDの合格率を一番高めるかもしれませんね(実際、僕はこの順番で受けました。)

AUDは正誤の境目があいまい(USCPA科目の中で異色)

繰り返しですが、AUDは監査業務を実体験するような科目ですので、「正解」を選ぶというよりは「最良」を選び出すイメージです。

具体的な問題は下記です。

問題の内容は、「監査報告書が発行された後に、監査人が追加作業するべき状況はどれか?」ということです。

まぁ、実際に監査のやり直しをするとしたら一大事ですが、監査法人のパートナー(偉い人)が迫られるような意思決定(Business Judgement)を疑似体験するわけです。

はっきりした答えは無いので、一番良いと思われる選択肢を選ぶことになるんですね。(因みに回答は下記です。)

この様な感じなので、知識を論理的につなげて正解を導き出す他の科目とは、少し種類が違うのです。

【USCPA】AUD対策

ではどう対策していくのか。コツは次の通りです。

  • 問題文をよく読もう(AUDは文系の科目)
  • AUDは監査プロセスでおさえることが大事
  • AUDは実務のイメージができるかどうかが合否を分ける
  • Audit Reportの類型を覚えよう

ひとつづつ説明します。

問題文をよく読もう【AUD(USCPA)は文系の科目】

くりかえしになりますが、AUDはYes or Noよりも、Likely or Unlikelyを聞いてくるので、問題文の意図を良く理解しましょう。

単純にFARよりも問題文や選択肢の英文が長かったりするので、出題内容を勘違いして点数を落とさないように注意しましょう。

AUD(USCPA)は監査プロセスでおさえることが大事

これが一番大事だと思っているのですが、出題内容が監査プロセスのどこに該当するのかを正確にとらえる必要があります。

下記は監査業務のプロセスです。

「Audit planning」、「Understand the client」、「Perform tests of control」、「Perform substantive tests」、「Complete the audit」、「Audit report」と6つの手順が並んでいますね。

例えば手順の名前を見ても、「Perform tests of control」と「Perform substantive tests」が似ていると思いませんか?

双方ともテストですが、手順の主旨は全く違います。ですから、出題内容が前提とする手順を間違えると、まず正解することはないでしょう。

逆に、手順とその主旨を理解していれば、問題文に書かれていない情報も使いながら答えを考え出せます。

鋭い人は「主旨を理解するって、あいまいで難しそう」と思うかもしれません。残念ながらその通りです。

主旨とは理念の様なものなので、すぐに頭の中で整理するのは難しいでしょう。ただ、繰り返し問題を解いているうちに、少しづつ思考が整理されるので、コツコツ勉強することで必ずわかる様になります。

なお、AUDでは監査の手続き以外に、Reviewという簡易的な監査の手続きなども学びます。また、監査には内部統制と言う全く別の手続きも存在します。

これらの手続きにおける各手順の主旨も理解する必要がありますが、監査の手順を覚えるとこれらもすっと頭に入ってくるようになります。

AUD(USCPA)は実務のイメージができるかどうかが合否を分ける

これもかなり大事なのですが、監査人の立場に立って考えることが大切です。

出題内容が前提としている手順はどこかを念頭においたら、監査人として自分だったらどう考えるかを想像しましょう。

そうすると、手順でおさえるべきポイントをおさえつつ、論理的に判断することができます。

国語の授業を思い出してほしいのですが、登場人物Aがなぜこう発言したか、行動したか、といった問題を解く際に、登場人物Aの立場に立って考えますよね。これと同じです。

とてもあいまいなことを言っているので伝わっているか不安ですが、手順の主旨が分かってくると、この思考回路に入りやすくなるので、手順を理解した後のステップとして覚えておいてください。

AUD(USCPA)はAudit Reportの類型を覚えて攻略

Auditで高得点をとるためにはある程度の暗記も必要です。

暗記すべきなのは、Audit Reportの類型です。Audit Reportの類型はReviewなども含めると様々に存在し、段落の順番や、定型文の内容が少しづつ違います。

これらがどう変化するのかを頭に入れておく必要があるのですが、文章の暗記になるため苦手に感じる人が多いです。

僕が効果的だと思った学習法は、次の二つです。

  • 問題を解いて、正解するために必要だった文章のみ覚える
  • 音読して覚える

1つ目の学習法は僕が【USCPA勉強法_問題演習編】1年3カ月で合格した僕がしたことで書いていることと同じですね。

問題を解くことで、正解するために教科書で理解すべき箇所を特定し、その部分だけ覚えるという事です。詳しくは上記記事をご覧ください。

この学習法のメリットは、Audit Reportの重要な文章を特定できることです。また、問題集は頻出論点に絞ってあるので、重要な文章に絞って覚えることができます。

一方でデメリットは、問題集で出題される論点しか覚えられないことです。ですから、本番で出てくる論点を網羅的に覚えることはできないです。

2つ目の学習法は、とにかくAudit Reportを音読することです。英文の勉強で文章を頭に入れるときの様に、反復して音読することで頭にAudit Reportをインプットする方法ですね。

この学習法のメリットは、Audit Reportを網羅的に覚えられることですね。本番で幅広い論点に対応できるでしょう。

一方でデメリットは、記憶力が良い人でないとうまくいかない点です。ぶっちゃけますと、記憶力が悪い僕は、この学習法の成果を感じられませんでした。

僕が単調な作業の繰り返しに耐えられないこともあり、頭に残らなかったですね。

しかし、合格した多くの人が効果があると言っていた学習法ですので、根気がある方は試すとよいと思います。

僕は音読学習法をほとんど活用しませんでしたが、無事に合格出来ました。高得点は取れないものの、重要論点をおさえれば十分合格できるかと思います。

AUD(USCPA)の勉強方法(まとめ)

いかがでしたでしょうか。本記事の内容をまとめると、下記のとおり。

  • AUDは合格率が一番低い科目
  • これは難しいというより、コツをつかむ必要がある科目だから
  • 関連する科目(FARとBEC)を先に合格しておくと、AUDも合格しやすい
  • 監査プロセスを良く理解できていると、問題が解きやすくなる
  • 監査人の立場に立って、意思決定する感覚で問題を解くと正解しやすい
  • Audit Reportの類型を覚えるための勉強法を用意しよう

AUDは他の科目よりも特殊ですが、コツをつかんで正しい方向に努力すればきちんと合格できますよ。検討を祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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