USCPA

【USCPA】出願州決め方と単位取得数カウント方法。合格者が解説

読者さんは次の様なことでお悩みでは無いでしょうか。

  • 「出願州はどうするのが一番良いのだろう」
  • 「そもそも単位取得と出願州の判断基準がどう関係するのか複雑で良く分からない」
  • 「ついでに自分の単位数が分かるなら知りたい」

本記事は上記のお悩みにこたえるべく、実際にUSCPAに合格し、ライセンスまで取得した僕がなるべく分かりやすいようにまとめました。

アメリカには50の州がありますが、日本人受験生のほとんどは4つの州に絞られます。

よっぽどの特殊事情が無ければ、読者さんはこの4州の中から選ぶことになります。

そこで、今回はこの4つに絞って、説明します。最後に単位数のカウント方法も紹介しているので、この記事を読めば読者さんに適した出願州を見つけることができますよ。

【USCPA単位取得の仕組み】受験資格とライセンス取得資格の2つがある

まず初めに覚えていただきたいのは、USCPAには受験資格とライセンス取得資格の2つがあるということです。

それぞれの違いは下記のとおりです。

  • 受験資格:USCPA試験を受験するために満たすべき単位数などの条件
  • ライセンス取得資格:USCPA合格後にライセンスを取得するためのに満たすべき単位数などの条件

ここで「ライセンスはなんのために取るの?」と思われる読者さんもいると思うので捕捉しますと、ライセンスは名刺などに対外的に「米国公認会計士」と書くために必要となります。

つまり転職までは「USCPA合格者」の肩書でOKですが、その後のキャリア形成に役立てたいのであればライセンス取得が必要となります。

米国公認会計士とあればクライアントに最初からプロフェッショナルとして扱ってもらえます。

特に海外の人とやり取りする際には一目置かれます。僕はプロフェッショナルファームで働いていますが、ライセンス取得前と後では発言のし易さや受け入れられ土合が露骨に違います。

中身は同じなので変な話ではありますが。 。話がすこし脱線しましたが、まずは受験資格とライセンス取得資格の2つがあることを認識してください。

【USCPA単位取得】受験資格でみればニューヨーク州かアラスカ州が最短

まずは各州の受験資格をまとめました。見たとおり、ニューヨーク州とアラスカ州が最もゆるい条件となっています。

ニューヨーク州は単位数の条件が無く、次の4エリアの指定科目を取得すれば受験が可能です。

  • Financial Accounting(upper division)
  • Auditing(upper division)
  • Taxation
  • Management Accounting

つまり4科目受ければ受験資格を満たせます。 続いてアラスカ州ですが、記載のとおり会計15単位が条件です。大体1科目3単位ほどですので、5科目ほど取れば受験資格を満たせます。

大学で会計科目の1つや2つ取っている場合が多いですから、そういった方はアラスカ州受験が最短コースとなります。

【USCPA単位取得】ライセンス取得であればワシントン州かグアム州がおすすめ

続いてライセンス取得資格を見てみましょう。受験資格とは逆の結果となっており、ワシントン州とグアム州がゆるい条件となっています。 ワシントン州とグアム州がゆるい理由は次の2つです。

  • 単位取得が会計24単位、ビジネス24単位と少ない(ニューヨーク州は会計36単位、ビジネス36単位)
  • 実務要件として直属のUSCPAホルダーの下での実務が求められない(ニューヨーク州、グアム州ともにこれが求められる)

単位取得はお金をかければ何とかなりますが、実務要件は転職しても狙うのは難しい条件なので、日本では不可能に近い条件です。

【USCPA単位取得】受験資格とライセンス取得のいいとこ取り

この様に受験資格とライセンス取得資格で難易度が正反対となるニューヨーク州&アラスカ州 V.S. ワシントン州&グアム州ですが、両者のいいとこどりをする作戦があります。

それがワシントン州への合格実績のトランスファー(移行)です。 仕組みを解説します。

ワシントン州は他州のUSCPA合格実績を自州の合格実績として扱うことを許しているので、これを活用することでニューヨーク州やアラスカ州での合格実績をワシントン州での合格実績として扱い、ワシントン州でライセンスを取得することができるのです。

つまり、ニューヨーク州やアラスカ州で受験して、合格したらトランスファーを活用してワシントン州でライセンス取得することができるのです。

「なんだ、これが最適解じゃないか。もっと早くいってくれよ」と思われた方もいるかもしれませんので、リスクも書かせていただきます。

背景を考えるとわかりますが、ワシントン州がいつまでトランスファーを認めるかは不明です。 背景を考えると、ワシントン州のUSCPAが少ないことから、その増加を目指した特例措置と考えるのが自然です。

ですからワシントン州のUSCPAが十分な数になるか、不況などでUSCPAのニーズが少なくなった場合には、トランスファー制度は無くなるでしょう。

USCPAの合格は少なくとも1年後でしょうから、このリスクを受け入れるかどうかは個人の判断になるでしょう。

私はワシントン州で出願したのですが、それは上記の理由からライセンス取得を確実にするためでした。 とはいえ多くの受験者が実行しているテクニックなので、間違いなく検討すべき選択肢です。

【USCPA単位取得】番外編のグアム州

ここまでお読みになった読者さんで「あれ?グアム州の魅力は?」と思われたかはいないでしょうか。

番外編としてグアム州の魅力をご紹介します。 グアム州の魅力は「Inactive ライセンス」の取得が可能な点です。このライセンスの魅力は実務経験が不要な点です。

例えば主婦の方であれば実務要件を満たすのが困難ですので、いったんInactiveライセンスを取得しておき、就職後にActiveライセンスへ切り替えることが可能です。

何らかの理由で仕事をしていない方にはグアム州での出願が望ましいでしょう。

【USCPA単位取得】読者さんの希望に応じた選択肢まとめ

まとめますと、上記のとおりです。読者さんのタイプ別に分けると、下記のような感じですね。

  • ライセンスを取得しない読者さん:ニューヨーク州かアラスカ州で出願
  • ライセンスを取得する読者さん:ワシントン州で出願
  • 受験までの最短ルートを取りつつライセンスも取得したい読者さん:ニューヨーク州orラスカ州で出願し、トランスファーしてワシントン州でライセンス取得
  • 実務経験が無い読者さん:グアム州で出願

自分の単位取得数がどうなっているかをざっくり掴む方法(USCPA)

自分の単位の状況を把握すればより正確に出願州を把握できると思うので、その方法をご紹介します。 次の用語が入っていれば、会計単位としてカウントされる可能性が高いです。

次の用語が入っていれば、ビジネス単位としてカウントされる可能性が高いです。

出所:TAC

ただし「Hisotory」の単語が入っていると会計単位としてもビジネス単位としてもカウントされない可能性が高いようです。

ご自身の成績証明書などで取得科目と単位を確認して、状況をつかみましょう。

USCPA単位取得(まとめ)

単位の状況がつかめたら、予備校にて正確に診断してもらいましょう。セミナーに参加すれば単位診断に加えて最新の情報を得ることができます。

アビタス

【公式サイト】https://www.abitus.co.jp/

合格者数No.1の実績を持つUSCPA受験の最大手です。 教材はコンパクトにまとめられており、合格までの最短距離を目指して設計されています。 実際のテキストや問題集はセミナー参加することで実物を手に取って確認することができます。

ただ、USCPA受験やライセンス取得に単位取得が不要な方にとっては、割高な料金設定になりますので、プロアクティブやTACも検討すべきです。

プロアクティブ

【公式サイト】https://www.uogjp.com/

単位取得が不要な方にとっては、最安値となる点が大変魅力的です。 佐々木講師の独特な講義にマッチする方も検討の価値があると思います。 英語教材しかなかったり、内容に関する質問受付がないかもしれない等の学習支援面は事前に良く確認しましょう。

TAC

【公式サイト】http://www.cpa-tac.com/us////////

言わずと知れた大手予備校です。 講師陣が幅広く、直前対策テキストには定評があります。 アビタスやプロアクティブと比べて、絶対的な強みが無いようにも感じられますが、学習支援と費用のバランスが取れているので、単位取得が不要な方にとっては検討候補として有効です。  

 

 

 

 

 

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